治療・手術について

腹腔鏡手術 ・おなかに傷がない経腟腹腔鏡 vNOTES

小さな傷でできます。経腟腹腔鏡 vNOTESはおなかに傷を作りません。

腹腔鏡とは

腹腔鏡手術

腹腔とは「おなかの中」のことです。小さな傷からカメラ(腹腔鏡)を入れて手術します。写真のモニター画面には外から操作している手術器具と筋腫が見えます。

経腟腹腔鏡 vNOTES (ヴィノーツ)

カメラと手術器具を腟から入れるvNOTESは、おなかの傷がないのでロボット手術より低侵襲です。切らない筋腫治療センターでは、子宮全摘が必要な場合は vNOTES で行います。

子宮鏡との違い

子宮鏡は「腟から子宮の中に入れる」ので、子宮そのものを取ることはできませんが、vNOTESは「腟から腹腔内に入れる」ので子宮を取ることができます。

おなかの傷は ?

腹腔鏡手術術後3週

腹腔鏡筋腫摘出術では、①カメラを入れ筋腫を出すにため臍を縦に1.5cm切ります。②③は手術器具を入れるため約5mm切ります。いずれも抜糸はなく3週後には傷跡は目立ちません。vNOTES では、このような傷もありません。

腹腔鏡か子宮鏡 どちらがよい ?

9cmの筋層内筋腫のMRIの画像

9cmの筋層内筋腫のMRI画像(体の左側から見た断面)です。この大きさの筋腫は、ふつうは開腹または腹腔鏡で手術されますが、切らない筋腫治療センターでは、翌日退院できて帝王切開でない普通分娩が可能な子宮鏡で摘出します。

大きな筋腫も可能 ?

筋腫の大きさ・数・位置と、医師の技術で決まります。
下のMRIは臍を超える17cmの巨大筋腫ですが、腹腔鏡で摘出できました(1022g)。

巨大筋腫腹腔鏡手術の画像と解説(苦手な方は閲覧注意)

※画像をクリックするとポップアップで拡大します。


手術の相談に施設長がメールでお答えします